今回の記事は「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」の感想記事です。映画の最後のシーンには皆が驚かされたと思いますが、ダニエルクレイブ版ボンドがラストということで有終の美を飾ったと言えます。自裁ボンドは生きているのかどうなのかなど色々記事にしていきますので興味がある方は是非記事見て見てください。
「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」あらすじ
前回作品でボンドガールを務めた精神科医のマドレーヌ・スワンがボンドガール続投。
まず、このボンドガール続投が今までにない取り組みでした。この辺り時代の慣習に捉われず007ワールドを展開していくのは非常に良いです。(とは言いつつ私は007カジノロワイヤルからしかリアルタイムでは見ていないのですが。。)
前作「007スペクター」ではボンドがマドレーヌを巨悪組織「スペクター」から守り、最終的にボンドはMI6を抜けて引退生活をマドレーヌと行うエンディングでした。
本作はその続きから始まります。ボンドとマドレーヌとイタリア南部、世界遺産の観光地マテーラでボンドが過去に愛したヴェスパーに踏ん切りをつけることでお墓参りをしようとしますが、何者かに攻撃されます。
そこで、マドレーヌを疑い、別れを告げてしまうボンド。
そこから話は進み5年後に。
旧友のCIA諜報員フェリックス(ジェフリー・ライト)からDNAを指定した人のみに効く兵器「ヘラクレス計画」の話を聞き、物語が進み始めます。敵の本拠地に拉致されるマドレーヌと子供のマチルダ。最終的にボンドは2人を救出し、敵を倒すことに成功します。
しかし、この兵器を止めるために、ミサイルで敵の本拠地を攻撃する必要があり、ボンドは本拠地から出ることができませんでした。
自らが犠牲になることを悟ったボンドは、島から離れたマドレーヌに電話します。「マチルダの目は自分と同じ青色」と伝え、ミサイルがボンドに降り掛かりました。
ボンドは生きている?
生死は分かりません。おそらくダニエルクライブ版ボンドは殉職という形で有終の美を飾ったというふうに進むのではないでしょうか?
実際生きているかに関してですが、先に下記描写に触れておきましょう。私的にはかなり印象的なシーンです。
- MI6の仲間が一つのグラスを囲んで「ボンドに乾杯」というシーン
- マドレーヌがボンドの話を車に乗りながらマチルダに語るシーン
ボンドは過去からも本作品でも仲間という存在がほぼいなく、孤独なスパイという印象でした。これはスパイという職業上仕方がないのかもしれません。
しかし、先ほど述べた「MI6の仲間が一つのグラスを囲んで「ボンドに乾杯」というシーン」では間違いなくボンドには仲間がいたということを表しています。
また、今までのボンドは過去に愛した女性はいましたが、深く愛された経験はなかった印象です。しかし、マドレーヌは娘にボンドの話をするほど深くボンドを愛していることが分かります。
このシーンからボンドは最後に真実の友情・愛に出会えたということでしょう。
ボンドが友情・愛を持つ。これを持つときボンドはスパイではなくなると私は考えます。
そのため、ボンド役切り替えのタイミングということを考えても、ラスト演出は完璧な終わり方と言えます。ダニエル版ボンドというMI6のスパイはラストシーンで実際の生死は分かりませんがスパイであるボンドは死んだのです。
ボンド切り替えのタイミングを実際に体験したのは初めてですが、映画の演出的にもいろいろ考えさせられます。この瞬間に立ち会えたことが光栄です。
「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」感想
ダニエルクレイグ版ボンドの初回作であるカジノロワイヤルから007を見てきた身からするとかなりのボンドロスになりそうです。ただただ名作だと感じました。アクションシーンも見応えがありますし、何よりダニエルクレイブの集大成と感じさせられました。
次回作をどう展開していくかに期待が高まるばかりです。
では今回の記事は以上です。他にも多数の海外ドラマ・洋画関連の記事を記載しているので興味がある方はサイト内見て行ってください。
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