そもそもゴルフ保険ってなんであるの?
ゴルフ保険って聞いてもピンと来なかった人は、ホールインワン保険は聞いたことありませんか?
ホールインワンを達成した際には、「一生に1度あるかないか」の出来事として、記念にコンペを開催したり、石碑を建てたり、刺繍入りのキャディバックを配ったりと、色々耳にはしたことありますよね。日本ではそんな習慣が定着しており、急に本人負担だと言われてもそんなお金は用意できない!!ってことでホールインワン保険というのが有名ですよね。
でも、あくまでホールインワン保険はサブ中のサブ。
保険のメインは、自分が打った球などで人に負傷させてしまった場合やものの破損、破壊などに使われることがほとんどです。
盗難被害にも対応してくるので、少しでもゴルフをするなら保険の内容を知っておくだけでも今後のゴルフライフに役に立つかもしれません。
ゴルフクラブの盗難被害

ゴルフクラブの盗難被害件数
ゴルフクラブの盗難件数としては確認されているものだけでも、年間1000件ほどといわれています。
365日で割ると、1日あたり3~4件ぐらい発生していることになります。この数値が多いと思うか、少ないと思うか。。
泣き寝入りしている件数を考えるともっと被害件数は多いということになります。
ゴルフクラブの盗難被害額
100万円以上の被害額になった方も複数人いるとのこと。
どんな高いクラブ使ってるんでしょうか。。 それほど狙われやすくなりますよね。
クラブ数本だとしても数万~十数万に簡単に跳ね上がるので、ゴルフクラブは窃盗犯からするといいねらい目なんですね。

ゴルフ事故による賠償例

コースで怪我をさせてしまった
ミスショットによる被害<その1>
PAR5のロングホール。ティーショットで200ヤード地点にあるフェアウェイ右のバンカーに入れてしまい、300ヤード近く残すことに。加害者Aさんは7番アイアンを手に取り少しでも飛ばそうと通常のショットと同じような強さでスイングした。結果、バンカーであったことと、飛ばそうと力んでしまった為、打球はシャンク。カート付近で待機していたキャディの左目に直撃し、失明してしまった。
被害者は5000万円の賠償請求を行ったが、被害者にも過失があったとして、結局3割の過失相殺を認め、賠償額は3500万円になった。
ミスショットによる被害<その2>
芯に当たって、真っすぐ飛べば250ヤードは飛ぶ30代前半の男性加害者。しかしながら、当日のラウンドはティーショットすべて大スライスのOB連。8H目の310ヤードPAR4、距離が短めのミドルホール。同伴していた上司はアイアンで刻む選択に。30代の加害者男性は上司から“今日はまっすぐ行かないんだら打ったら?”と、前の組がまだ200ヤード付近にいたにもかかわらず、早く打つようにそそのかしました。上司には逆らえず、ティーショットでドライバーを打ったら、力が抜けたのか打球はピン方向に真っすぐ。前の組との距離がないので“ファー“と叫んだが、時は遅し。アプローチをしていた被害者後頭部に直撃。被害者は脳挫傷等で36日間の加療を受けたが、後遺症が残った。
不法行為(危険なショットを放った過失)があったとして治療費や後遺障害による遺失利益、慰謝料等で総額約5246万円を請求する訴訟を起こし、原告請求の6割を過失相殺した2300万円余の支払いを命じた。
モノをこわしてしまった
コース内でのカート事故
自動運転ではなく、自分で操作するタイプのカートを運転していたBさん。そのゴルフ場へは10回以上通っていたので、ある程度コースの成りを把握していた。ある日、カートがリニューアルされ、GPS、スコアが記録できるタブレットが装備された。新しいカート装備になってからは初めてのBさん。次のホールに向かう途中、運転中にスコアを入力しようと目を逸らした瞬間、大きく道を外し、カートが横転。人の怪我はなかったものの、カートが破損。修理が必要な状態になってしました。
後日、ゴルフ場からカートの修理代として254,320円の請求を受けることになりました。
OB球での住宅被害
ゴルフ場によっては、OB被害を想定し、場所によって使用するクラブを禁止することがあります。しかし、60台男性のCさんは”自身に飛距離がないから”と警告を無視し、禁止されているクラブを使用。
結果、OB球が住宅に飛び、窓ガラスを破り、住宅の中の家電製品までも破損被害を出してしまいました。住宅の修繕費、PCの賠償と、総額400,000円の支払いが発生してしまいました。
万が一のゴルフ保険
上記で紹介したように、死亡事故でなくても賠償額が数千万となるケースもあり、他人事ではありません。ミスショットが笑い話のうちはいいですが、そこで深刻な事故が起きたとしたら……。
ゴルフ保険に入っていない人は、ぜひ1度検討されてみてはいかがでしょうか。また、すでに加入されている方も、補償範囲について、それで大丈夫か、今一度再考されてもいいかもしれません。